お疲れ様です。つちのこです。
今回は私が業務用PCとして使っていたPCの
スリープ機能が消失して悪戦苦闘した話です
2019年に建造した自作PCで
約5年間、雨の日も風の日も暑い日も寒い日も
ありましたね。そんな中、毎日働いてくれました
結果どうなったかということだけ
先にお伝えしますと、断っっっっ腸の思いで渋っっっっっ々、新型PCを建造するに至りました
それまでの応急処置といいますか
どう対処したのか
何が原因と思われるか
ということを備忘録がてら
書いておこうと思います。
正直な話、完全に原因が特定できたわけではありません
後でつきとめた原因が出てきますがあんま自信ないです
それでも誰かのお役に立てればいいなあと思い
書いておこうと思った次第でございます。
それではいってみましょう。
PCの構成について
まずは軽くPCの構成に触れておきます。
なお、本記事に登場するPCを建造したのは
遡る事5年前、2019年の秋ごろだったと思います
こんなことを言うのはあまり好きではありませんが
パーツの価格帯的にあの頃は比較的よかったですね。
種類 | パーツ | 備考 |
CPU | Ryzen7 2700X | 8コア16スレッド |
CPUクーラー | Wraith Prism | CPUに付いてた奴 |
メモリ | コルセアの16GB | 光らない8GB×2本 |
マザーボード | ASRock Steel Legend B450 | メモリスロットは4本 |
SSD(OS用) | シリコンパワーのm.2 SSD | 256GB |
SSD(データエリア用) | Western digitalのSATA m.2 | 1TB |
HDD(クラウドストレージ用) | 確かシーゲートの2TB | 家に転がってたやつ |
GPU | Radeon RX 570 | sapphire製 |
電源 | thermaltake toughPower | RGBで光る750W |
ケース | Cooler MasterBox Q300L | ミニタワー型 |
OS | Windows10 | Homeえでしょん |
ざっとこんなもんですね。
安売りとか色々重なったりして当時の価格で
トータルで大体14万くらいだったような記憶があります。
これから数年間働かせるには十分なスペックじゃないすかね。
こうして考えるとiPhoneがいかに高額か思い知りますね。
この頃は忙しくて一気にパーツを
購入したのではなくディアゴスティ⚪︎ニ方式に
毎月ちょっとずつ集めていた覚えがあります。
もうすでに眠くなっている方もいらっしゃるかと思いますが頑張ってついてきてください
大丈夫。上の表は、ただ品物を列挙しただけです。
ざっくり言うとだいたい全て
2019年にかき集めたパーツだと思ってくれればいいです。
ここからがマグマなんです。
では本題に移りましょう。
突如消失したWindowsの機能「スリープ」
まずどういうことかとご説明いたしますと
PCはほっといたらそのうち低電力モードに
切り替わる設定になっているのが大半です。
スリープモードですね。
本来なら、これは
Winマーク→電源→スリープ
で意図的に選択することも可能です。
とはいえ電源からスリープを選択する方は
今の時代、あんまりいないんじゃないかなと感じます。
そしてこのPCは建造から火が灯り
そのまま順調に現役生活5年目を迎えます。
そして当該事象が起こり始めます。
設定時刻(30分経過後自動的にスリープに移行)
になってもスリープにならずに動きっぱなし
これはおかしい。
ならば致し方あるまい。手動でスリープにしてみようかと思った矢先こうなっていました。
は?
そんなわけねえだろ😀と。
ならば設定から確認してみようとすると
まるで最初からスリープなんてなかった
と言わんばかりの扱い。これは異常事態です。
なお、前代未聞の異常事態を中和するために
ヌオーに出てきてもらっています。
悪しからずご了承ください。
とりあえずこんなのみたこともない。
てかありえるのか?という疑問がまず先にきました。
Windowsの機能そのものが消失している
そういっても過言じゃないスリープのこの扱い。
当然この状態だと一晩中稼働しっぱなしになります。
誠に不本意ながら、眠らないPCの完成です。
原因がマジでわからん
とりあえず思い当たる節から当たってみる事に。
こっからはスクショを撮ってないので申し訳ないのですが
たらたらと書いていく事にします。
マジでそれどころじゃなかったので許して欲しいです。
探っていく中で最もこうかはばつぐんだ!の手応えのあった対応を先に申し上げますと
RadeonとかAMD系のCPUに対する
ドライバーソフトウェアみたいなもんがありまして
それが「adrenaline」っていうソフトなんですけど
タスクから右クリックで起動してもエラーが起きて
ドライバーが破損しているような挙動を確認しました。
「起動できないよ〜」的なポップアップが出てきました
なので、
AMD adrenaline 最新🔍
AMD アドレナリン 最新🔍
などで調べて最新のソフトウェアを再インストールする事で
スリープ機能が復活したことを確認。
なーんだ。ドライバーが破損?しただけか〜HAHAHAと
一安心したんですが(これも通常滅多に起こらない筈なのは一旦置いておくとして)
そう簡単に事態が収束するはずもなく…
さらに頭を抱える事になります。
ちなみになぜ「アドレナリン」を疑ったかというと
完全に偶然です。とにかく思い当たる節を
片っ端から探ってみた結果、1番怪しい
挙動をしていたから、です。
正直これに辿り着いただけでも御の字でした
不可解な事に、スリープ機能が消失しているのに
普通に起動して普通に稼働できていたんですよね
それが尚更不気味でした。
動くんや…と。
当該事象「スリープ機能の消失」の再度発生を確認
なんでやねん、と。
ドライバーを入れ直してからしばらくは
スリープ機能もちゃんと働いていました。
それは確認済みです。
しかし持って1日。ここからしばらく
1日ごとにadrenalineをインストールしなおす
というなんとも不毛な作業が毎日起こり始めます。
再起動を待っている時間は虚無そのものでした。
ここらで私は「おそらく何らかが物理的に破損している」
または「明確にその予兆である」と断定しました。
直りはする。だけど時間がもたない
最大の謎はこれです。
せっかく戻ったスリープ機能が
ものの1日も経たずして再びスリープが消失する。
これはどう考えてもおかしい。
Windowsに妙な更新かかって変になっていたとしたら
もうちょい騒がれている筈だ。
というわけで本格的に物理的破損を疑ってみる事にしました。
しかし破損箇所を特定するのは
実は結構難しいので、まずは起きた事象から
内部的に何らかが起きていないか
それをLANケーブルをぶっこ抜いて
できる限りのセキュリティスキャンを含めて調査する事にしました。
が、特に異常は見受けられず
それならばとWEB上の集合知を探ってみる事に。
スリープ回帰 失敗🔍 とか
AMD スリープ機能 なくなった🔍 とか
もろもろ調べて同様の方がいらっしゃいましたが
その方は同じようにドライバーを入れ直したりして
事象を解決した、と記録を残してくださっていました
だがしかしたかし、私の機体は一時的に治っても再度発生する。
となればやはり何かが物理的に破損している
という事に絞り、一縷の望みをかけて
PCに詳しい私の師匠に連絡を取ってみると
「マザボかメモリが怪しい(要約)」とのことで
Windowsの機能が消失するというのは
どう考えてもおかしい、と同一の見解を得て
さらに原因を追求していく事になります。
師、曰く。
Windowsはメモリ内に基本的な機能をメモリ領域にランダムで
割り当てて格納しているらしく
その領域に物理的にアクセスができない状態だと仮定した場合
今回の事象に説明がつく、疑うならメモリだなとアドバイスを戴き
メモリを交換してみる事にしました。
どうせ交換するならちょっとくらいパワーアップさせたい
じゃないすかって事でちょっと奮発して32GB(16GB×2本)
を同じところに刺して解決を試みました。
結果はダメでした。またしても同一の事象が起こり
根本解決とはなりませんでした。
もーわからん!もーむり!
どこよ!?原因どこよ!?と
だいぶまいったものです。
しかし現実が好転するわけもないので
消去法で「多分マザボが原因だろうし多分もう長くは持たないな」
と言う事にして一刻も早く新型PCの建造をしようと
いう方向に切り替えて一旦この問題を無視し
このPCが生きている間に逃がせるデータをどこかに逃すことを
最優先し数日間、外部記憶媒体へデータを複製する事に費やしました。
PCがスリープしないことを逆手にとってまあまあな時間をかけることができました。
その最中、偶然原因?に出会します。
やっと辿り着いた「原因」
「どこかが破損している」
「だが動いている」
この問題を内包したまま過ごすのは
精神衛生上大変よろしくありませんでした
大事なデータを複製している途中に
こいつが天に還ったら…と思う日もありました。
…まあ最悪ストレージ外せばどうにかできますが
PCが天に還るのとはまた別の問題なのでね…
そんなある日
たまたまタスクマネージャーを開いて
パフォーマンスを確認していたところ
決定的な原因と思われしものを確認しました。
これだ、と。
どう考えてもメモリ32GB搭載していて
16GBなわけないしその中で8GB分しか
認識していないのは明らかにおかしな話です
ここで漸くマザーボードの
メモリスロットが破損している可能性が濃厚だ
と言う事に気がつきました。
と、同時に状況が悪化している事がわかりました。
今まで見えなかった変化です。しめたもんですよ。
この頃からブルースクリーンが起きるように
なり始めたりしていました。
この時すでに
新型PCの建造が80%程終わっており
後はOSを入れるだけという状況のハズだったので
やっと尻尾を見せたな!と逆に嬉しかったのを
今でも覚えています。
ちなみに新型PCを建造するにあたり
めちゃくちゃトラブったのでそれはまた次回書こうと思います。
まとめ
あらためてこの項目で
ざざっと対処や起きた事をまとめてみようと思います。
Windows10でスリープができなくなった/しなくなった
電源メニューからもスリープの項目が消えており、機能的に最初からなかったようになっていた
暫定対応として「AMD adrenaline」の再インストールを実施した
WEB上から「adrenaline」の最新版をダウンロードし、再インストールする事で一時的にスリープ機能が復活、元の状態に戻った。が、持って1日ほどで再びスリープ機能が消失した
原因は「マザーボードのメモリスロットの破損」と思われる
搭載メモリ状況を正しく認識できていなかったことを確認し、一連の流れの原因はこれであると断定。新型PCの建造を急ぐ事に方向性を切り替えた
余談
このマザーボードにはメモリを刺していたスロット2つとは別にもう2つ、使っていなかったメモリスロットがあったため、そちらの方にメモリを刺して起動してみたところ、容量を正しく認識し、スリープ機能も消失しなかったことを確認しています。
ということはメモリを刺していたスロットの破損が疑わしいのでしょうね。気が付かないってそんなの。もうちょい早くこれに辿り着くべきでした。
どうりで途中メモリを16GB→32GBに変えてもスリープ機能が消失するのは治らなかったわけだ。
だっておんなじところにメモリ刺したんだもん。そらそうなるわな。
とはいえ、これが全ての原因だったかどうかはわかっていません。少なくとも私はこいつが原因だと思っています。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
遅くなりましたが
スリープ機能が消えてしまった対処を
記録として残してくれていた方、ありがとうございました。
届くかどうかはわかりませんが、本当に感謝しています。
さて、お読みいただいたのでお分かりかと思いますが
PCは天に還ってからではなくその予兆が見え始めたら買い替えを検討する事を強くお勧めします本当にめんどいので
今回の私のように故障箇所の追及をするのはあまりお勧めしません。
PCは1個に見えますが中身は全然違うメーカーが作ったものの集合体です
ただの素人が自己責任の上でやった事だ、と言う事をご留意ください。
どっかのメーカーさんでご購入されたPCであれば販売元に相談するのが
1番手っ取り早いです。
ちょっと興味あって一旦中身あけて部品外したりしてみよっかな
っていう方も中にはいらっしゃるかもしれませんので
2つだけ注意して欲しいのですが下手に通電した状態
でいじくり回すと逆に危険まであるので、PCを開けて
中身をいじくる時は必ず電源コードをぶっこぬいた状態でやる事を
徹底してくださいね。
ってのが1つで、もう1つは
もしどっかのメーカーさんで購入したものを開けていじくる場合は
保証が吹き飛ぶ可能性があるかもしれないよ、と言う事を
うっすら覚えておいてください。
それでは今回はこの辺で。
お疲れ様でした。
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