【検証】iPadはノートの代わりになるのか

Apple製品

お疲れ様です。つちのこです。

今回はiPadの話です。
こんなこと思ったことありませんか?

Apple Pencilも使えるし
iPadあればノート持ち歩かなくて
いいんじゃないかぇ?


はい、私は思ったことがあります。
それが可能なんだったら一番楽じゃん、と。

現に、iPadにはまあまあな数の
ノートアプリがありますし
実際にiPadでノートを書いている人も
中にはいらっしゃると思います。
めちゃくちゃかっこいいですよね。

別の用途目的で買ったとはいえ
せっかくiPad2台持ってるし
これでさらにノート代わりに
使いこなせればだいぶでかいぞと
これやれるぞ、と。

当時の私はそう考えたわけです。

しかし結論として
iPadはノートの代わりにはならない
と、身を以て感じました。

今回の記事はiPadでノートを取っている人を
ディスってやろう
とかそういう意図ではありません。
前述の通り、私はそういう使い方ができる人を
をガチでかっこいいと思っています。

私が望んでいた結果ではなかった
というただそれだけのことです。

しかも少し厄介なのが
完全にノートとして使えないわけではない
という点です。

ネット上ではノートの代わりになる
という意見の方が多く出てきます。
YoutubeにもiPadをノートしよう!とか
その使い方講座などたくさん情報を得る
ことはできますし私も数々の動画を
参考にさせて頂きました。

そして実機を使ってみた上で
完全にノートの代替品にはなれない
という結論に至りました。

はて、なぜそう思ったのかという事と
ノートとして使おうという目的があるなら
こういう事を体感するだろうから
参考の一つにでもしてね
ということが伝われば幸いです

後ほど私のへっったくそな字が
出てきます。あまりの酷さにショックで
寝込まないように今のうちに覚悟を
決めておいてください。

それではいってみましょう。

iPadはノートの代わりにならない「わけではない」

最初のテーマはこれです。そうなんです。
ちょろっと書いてますが
決してノートの代わりにならないわけではないんです

書けます。書けはするんです。
じゃあ何なの?って事なんですけど

普段から文字をざかざか、ちゃっちゃか書く
私のスピードにiPad側が追いつかないんです

どういう事かと言うと
普通にシャーペンで紙に書くのと
Apple PencilでiPadに書くのとで
同じ速度でいつも通り書いた場合
明らかにiPadの方で遅延を感じます。

シャーペンで普段から速く書いている人は
この書くスピードと画面上の描画結果の差
の違和感にぶち当たると思います。

元々下手な字が嫌気がする程、変な文字になりました。
それはまあ私のせいなのでこの際関係ないとして

書けば書くほど、私が想定していた
「理想としたノートの代替品」とは
大きくかけ離れていたのです。

少なくとも「これが次世代のノートや!」
と意気込んでいた私はこの結果を
想像もしていませんでした。
まさかこんなところに地味に嫌な深さの落とし穴があるとは。

検証した端末について

そういえば検証した端末について言ってませんでした。
今から書き直すのは怠いんで気が引けるので
軽くスペック等を含めて表で書かせていただきます。

簡易比較項目iPad mini6iPad Pro 11インチ(第4世代)
搭載チップA15(iPhone13と同じ)M2チップ
メモリ4GB8GB
リフレッシュレート60Hz120Hz
使用したペンシルApple Pencil(第2世代)Apple Pencil(第2世代)
画面サイズ8.3インチ11インチ
発売年2021年2022年

というわけで検証で使用したのは
上記2機種です。

iPad Pro11インチの方は
搭載メモリがややこしく
ストレージが1TB以上のモデルは
16GBメモリを搭載しています。
私が所有しているのは128GBモデルなので
搭載しているメモリは8GBです。
そういう差つけんのマジでやめてくれよ

そして赤文字部分のリフレッシュレート
に関して軽く解説しておくと
画面が1秒間に何回書き変わるかの
回数だと思っといてください。
その単位がHz(ヘルツ)です。

60Hzの画面は1秒間に60回書き変わる
120Hzの画面は1秒間に120回書き変わる

お察しの方もいるかもしれませんが
これが書き味に大きく影響が出ます

そして今回検証に使用した
ノートアプリは

①Goodnotes 6
②Noteshelf 2

上記2種類を使いました。

次の項目は閲覧注意です。
私のへっったくそな字が
出てきます。改めて自分で見ても
「流石にこれはひでぇ」と思います
できれば見せたくはないんですが
それじゃ検証になりませんので
すいませんがお付き合いの程を。

覚悟はいいですね?
ではいきましょう。

実際に書いてみた

はい、気が重いです。
あんまり引っ張るのもアレなので
みていただきましょうか。

一応ルールをおさらいしておくと
シャーペンで紙に書く時と同じような速度で書く
と言う事を徹底しています。

そして検証したアプリはそれぞれ
iCloud経由で共有できる機能があり
アプリ上で作成した同じノートに
それぞれの端末から書き込んで実験しています

あれですね。
セーブデータ共有みたいなもんです。

まずは検証アプリの
①Goodnotes 6での結果です

こ れ は ひ ど い 字 だ

ギリギリで解読できるでしょうか

両者を比べると明らかに
iPad Pro11インチで書いてある方が
滑らかに書けてそうだと思います。
ざかざか書いた時のペン先の追従が精密な分
余計なハネ方をしていますね。

では次の検証アプリ
②Noteshelf 2での結果です。

さ ら に ひ で え 字 を し て や が る

かなりギリ解読できなさそうではありますが

両者を見比べると
やはりこちらも同様に
iPad Pro11インチの方が
滑らかに書けてそうな感じはあります。
リフレッシュレート120Hzは伊達じゃ
ありません。書き味がまるで違います。

それにしてもう〜〜〜〜〜む?
なんかよろしくないですねえ感は
拭えません。

普段からじっくりちゃんと文字を書く方は
この限りではないかもしれませんし、
何となくですがそんな気がします。
これに関しては私が酷すぎるだけです。

一応iPadのノートアプリの類には
紙のノートに真似できない機能があります

私的にいいなと思ったのは前述の
iCloud経由でノートのデータ共有と
アプリ内で複数冊ノートを作成できる事
まあ細かくいえばもっとありますが
せいぜいこれくらいでした。

まあ何と言いますか…
機械性能を追い抜いてしまうほど
私がスピーディーなのだ、と
前向きに捉えることにします
あまりにも苦しい言い訳だけど

しかし私が理想にしていた
ノートの完全な代替品にはなれない
と結論付けた最大の理由はもう1つあります

正直、書き心地やペンの追従が
思ってたのと違うな〜というのに匹敵する理由です。

代替品になれない最大の「壁」

私はこれこそが次世代のノートだと
そう思ってしばらくiPad mini6を
ずーっと持ち歩きうっすらずっと
あ〜書きにくいなあ。なんて思いながら
仕事をしていました。

そんなある時、取引先から
電話がかかってきたんですよね
別件でPC作業中に電話を取って
流れで次回の打ち合わせに関する
話題になって急にメモが必要になった時に
慌てて以下の行動をとりました。

iPad mini6のロックを解除…
指紋の調子悪くて弾かれて
パスコードでロック解除して
ノートアプリを立ち上げて
メモに使っていいノートを選んで
Apple Pencilを握って、、、

そう、咄嗟に使えなかったんです
この壁は高かった。今でもそう思ってます
なんならiPad Pro11インチでも
同じ思いをしました。

いやこれはその人の使い方によるだろ
と思われても仕方ありませんが
それは一旦置いとくとして。

私にとって、ノートやメモとしての機能を
使用するまでの行程が多すぎたと感じてしまい
自分のライフスタイルと理想が合致していなかった
なのでiPadをノートとして使用するのを
断念した、断念せざるを得なかった
ということになりました。

言ってしまうと文字を書くとか
メモとかしゃかしゃか書きたいとか
咄嗟に書き殴るとかそういう場合は
明らかにシャーペンと紙の方がいいです

手持ちの文字が記録できる電子機器の中で
最も紙で書くことに近いのは電子メモパッドでした。

iPadは「文字を書くことに向いていない」だけ

結局は人によりけりになってしまいますが
私個人の意見としては
iPadは文字を書くこと、特にリアルタイム
に筆記用具として使用する事に向いていないだけだと思います

ただ、絵を描く分には何も問題はありませんでした
このブログのアイコンにしているでっぷりした幻獣種
iPad Proで書いたものです。
絵を書きたいからiPad Proを買おうかな〜
というのは選択肢として全然ありです。

見出しの通り
文字を書くことに向いていないだけです

ポイントは
「完全に出来ない」というわけではない
という点です。

アナログでの筆記速度を100%として
デジタルでの再現性は体感でこんな感じです

紙とペンiPadとApple Pencil
速度100%紙とペンの75%
※あくまでも私個人の意見です。

それでも「興味あるな〜やってみたいな〜」
とお考えの方はまず一度、周囲のiPadを所有している
知人友人に試し書きをさせてもらうか
家電量販店の展示品で試し書きをした上で
十分に検討をしてください。

そうですねぇ、試し書きするなら
家電量販店」といつも通りに書いてみてください。

そこで得られた感想は
今後の指標の一つとなるでしょう。
その感想、大事にしてくださいね。

おわりに

ここまで読んでくれてありがとうございました。
そして改めてお目汚し、失礼しました。

iPadをノートとして使うのを断念した
というのをだらだらと書いただけになってしまいましたが
結果私は今ルーズリーフや小さなメモ帳をフル活用しています
一方でiPadはアイデアノート代わりに記録を取って
後で書き起こす為の下書きがてら活用しています。

この経験で得られた回答は

デジタルとアナログは使い分けてこそ

ということです。何も無理くりペーパーレスに
せんでもええやないか。どちらも一長一短なら
ハイブリッドでいこうぜ!と考えが変わりました。

この記事が誰かの参考になれば幸いです。
お疲れ様でした。

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