お疲れ様です。つちのこです。
さて、今回はタイトルの通り
今世間をちょっと悪い意味で騒がせている
特定小型原付に纏わるお話をしようと思います。
もうそろそろ新生活も始まる頃でしょうし
この春から晴れて16歳だからやっと
特定小型原付に乗れるぜ!と思っている
方も数多くいらっしゃることでしょう。
ってことで、今回の記事は結構ガチめの
注意喚起がメインです。
「危ないから乗っちゃダメ!」とか
頭ごなしに否定するような事は一切言いません。
「お〜乗りたきゃ知っとけ、マジで。」
っていう気持ちで書こうと思います。
冗談抜きで、自転車だろうが三輪車だろうが
イキって乗り物を運転していたら本当に
…まぁこの先は想像に易いでしょう。
これ以上は言わないでおきます。
特定小型原付という乗り物に関して
世間的には、っていうか私もそうなんですが
おそらく多くの方があんまりいいイメージを
持ってない人が多い、そんな感じを受けます。
そりゃそうですよね。
やれ高速道路に迷い込んだだの
やれ信号無視連発してしょっぴかれてるだの
いろんなニュースで見かけてしまってるわけですから。
ある意味仕方がありません。
先に私の結論から申し上げますと
現状で免許なしで走行可能な乗り物にしては
あまりよろしくはないなぁ
という思いがやはり拭えない。そう思います。
知れば知るほどに強まりますね。
今んとこでかいメリットといえば
運転免許返納後に乗れる事、でしょうか。
しかし、すべての16歳以上が乗ってもいいというのは
あくまでも「ある前提をクリア」することで
実現できそうではあります。私個人的には
かなり将来性のある乗り物のジャンルであると思っています。
今んとこ問題があるなぁってだけで。
ではその問題点をどうすればいいのか
というのを現状を踏まえて個人的に考えてみました。
とは言ったものの、私が調べた感じ100%で
感想やらなんやらを述べていきます。
はっきりいって「あんまり自信ない」ので
ここで書かれていることを鵜呑みにせず
ご自身でも調べてみる事を強くお勧めします。
それから、今のうちに言っておきますが
今回の記事はいわゆる「だから乗ってみた」
という内容ではありませんので悪しからず。
考えるきっかけになれればいいなぁ
そういう風に考えております。
アイキャッチの画像は
最後まで迷ったんですが
何の関係もない噴水の写真にしております。
それではいってみましょう。
そもそも「特定小型原付」ってのは何なのか
ってところからいってみましょうか。
簡単に言ってみれば「電動キックボード等」ですね。
時速20km/hまでしか速度は出せませんが
道路のすみっちょを走ってねっていうやつです。
ついでに歩道でも乗ってもいいけど時速6km/hまでしか
出せないモードにしてね、とかそういう乗り物です。
視覚的にも通行可能域をランプで視認できるようになっていて
20km/h、公道すみっちょ走行モード時は緑点灯
6km/h、歩道を通行してもいいよモード時は緑点滅
これら2つのモードは走行中には切り替えられないっぽいですね。
安全策はちゃんとしてあるってわけですな。
と、こんな感じでランプの点滅点灯でモードが
分かれています。実際緑色が点滅してたら
歩道を走行してもいいって言うことを
知らない人の方が多いように思えます。
なぜかって?自分で調べるとか以外で
特に学べる機会がないからです。
免許更新の時とかにあったりするんですかね??
今んとこ周知徹底されてないように思えます。
さて、話を元に戻しましょう。
今現在、特定小型原付といえば
LUUPとかが有名どころですね。
代表格、といってもいいんじゃないでしょうか。
今は誰もが一度くらいは聞いたことがあるくらい
浸透しているワードだと思います。
気軽にレンタルできて町中いろんなところに
置いてあって街中をすいすいと移動できるものです。
自転車よりもちっこいしよく走るってんで
様々な人の役に立てるであろうと思われる乗り物です。
割と最近になって、自転車スタイルの特定小型原付が
増えてきていますよねぇ
キックボードタイプをみてる感じだと
私はやっぱ座って移動してぇ〜って思いますし。
そういえば我らのglafitさんからも
NFR-01 Pro or Liteをはじめ
続々と新製品が登場しております。
よければそちらも探してみてください。
ほんで、こっから先ルールに関する話題をしますが
詳しい情報は、後ほど警視庁のHPのリンクを
貼っつけますので各自で確認しておいてください。
後ほど、というのも理由があります。
以降は、警視庁のHPから引用しつつ
だーーーーっと喋ります。
どれもこれも「知りませんでした」
では通らない事だらけです。余裕で罰金とかありますからね。
自分が無事で乗りたきゃ「勉強しとけ」って事です
一応特定小型原付をレンタルする前に
簡単に道路交通法の理解度を試される
クイズ的なものがあるらしいのですが
それって知識として根付くことより先に
正解を当てるゲームになってしまいがちな
イメージがあります。
これに正解しないと乗せないよ、とかになってると
尚更その特色の方が目立つ気がします。
算数のドリルを答え見てから書くみたいな。
ちょっと…違うかな?
本題にいくその前に。大前提として
流石に飲酒運転をする悪質なアホはいないだろうと
思うので、その辺はスルーします。
マジで酒飲んだら乗るなよ?チャリもやぞ。
20歳以下の人たちはまぁ言うまでもないですね。
そんなダセェ事はしないでしょう。
それではルールに関してのお話を軽く始めるとしましょう。
①運転者の年齢制限
これはもうどっかで見たことある通り
16歳以上であれば免許不要で乗れます。
逆に、16歳未満が乗った場合は罰則があります。
そして16歳未満に提供した場合、提供者に罰則があります。
どちらも、6ヶ月以下の懲役と10万未満の罰金に処されます。
罰則が思ってたより重いけれど
ぶっちゃけもっと重くしてもいいかなって思います。
公道を走るってことはそう言うことだと
運転免許の教習所で習いますからね。
②信号機の指示に従う「義務」
これは「なるべく従おうね」という
ライトでポップなもんじゃなく
「従わなくてはならない」という
義務です。赤信号で止まれ👹ってことです。
私も何度か特定小型原付で元気よく
爆走する方をお見かけしたことがありますが
赤信号で止まった人を見たことありません。
一時停止してる人も見たことありません。
ガチトーンで言うけど、色々失ってからだと遅いですよ。
正直、バレて罰金たった5000円で済むんなら
命拾いしたと思った方がいいくらいです。
車に乗る側から見ててもヒヤヒヤしますからね…
仮にしょっ引かれても絶妙に反省に結びつか
なさそうなのが歯痒いところですがねぇ。
一撃で罰金5万くらいにしてもいいと思うけどなあ…
③道路標識に従う「義務」
道路標識ってぽんと言われても
何のことだかわかんないっていう
ティーン達もいるんじゃないですかね?
俺も数百年前の16歳くらいだった頃に言われても
「あれ☝️」って指し示すことはできても
意味までは理解できていませんでした。
一方通行とか、車両侵入禁止とか
一時停止とか、そういうのを守らないとダメなわけです。
当然のようにこれも違反すると罰金があります。
知りませんでした、では通りません。
もうそろそろ思ってきたんじゃないですか?
これ免許なしで乗っていいやつじゃなくね…?とか
本当に免許なくて大丈夫なの?って。
そう思ってもらう為に
この記事を書いているわけですので
その感想でいいです。
お察しの通り
「ちゃんとルールを理解できていて」
「それらをちゃんと守ってれば」
何も問題ないことですので。
知らないことは恥ずかしいことじゃない。
ただの伸び代です。
④左折と右折(特に右折)
ただ曲がるだけなのになんかあんのかい!👹
って思うかもしれませんが、あるんだよこれが。
まず、左折するときはあらかじめ方向指示器…
ウィンカーをつけて、後方の安全確認してから徐々に
左端に寄っていって曲がる時に減速して
曲がる方向に通行中の人などがいないかの
安全確認、いわゆる「巻き込み確認」を
せねばなりません。
それから右折。走ってりゃそりゃ右に曲がりたい
ってこともあるでしょう。
しかし、特定小型原付はどのような交差点において
も「2段階右折」をせねばなりません。
2段階右折って普通免許持ってる人でも
正直よくわかってない人多いんじゃないかってくらい
結構複雑なルールです。
特定小型原付は、原則左のすみっちょしか走れません。
理由はその周辺をその倍以上の時速で走る鉄の塊🚗が
ばんばん通っているからです。左はじっこが1番安全なんですよ。インペリアルクロスの1番後ろみたく
故にルール上、右折レーンに行けないんですよ。
だから、交差点で右に曲がりたければ
一旦直進して、向きを変えて「結果的に右折する」
という特殊な曲がり方をします。
2段階右折に関しては
原付バイクも一部道路で当てはまります。
余談ですが私が通っていた運転免許の教習所の
1番最初の授業の一発目で教官が言ってくれた
言葉が忘れられません。
「君たちはこれからしばらく人の命を簡単に奪える乗り物の操縦技術について学んでもらいます」
「早く卒業したいと思っている人、誰に何を根回しされても我々は断固として受け入れません」
「容赦無く厳しく指導をします。君たちと君たちの命を守る為の技術を学んでください」
「ようこそ、大人の世界へ。それでは授業を始めます。」
あれから数十年経った今
この言葉は二十歳にも届いていなかった
クッソ尖りまくってた自分にとって
大人から掛けてもらってよかった言葉の上位に入ります。
これがあったから数十年間
無事故無違反を継続できているのかもしれません。
⑤歩行者優先、ながら運転禁止、イヤホンつっこんだままとか論外
わかるわかる。言いたいことはわかる。
残念なことに実際これトリプルで守れてない人
見たことあるんですよ…
特に歩行者優先というのは
車でもチャリでもバイクでも。
乗り物に乗ってる間は、歩行者の事を優先するものです。
イヤホンつっこんだままは本当に論外です。
いくら外音取り込み機能を使っているとはいえ
こと、イヤホンの場合重要なのは「周りにどう思われたか」
の方が重要視されるので警察官に呼び止められて身分控えられて
多少何か言われる時間を作りたくなければ乗り物運転する時は
イヤホンをしない方が賢明ですよ。
偏見はなるべく持たないようにって心がけてるけど
こればっかりは耳元見て疑っちゃうなあ。
と、ここまでのことが大体書いてあるリンクを貼ります
参考リンクは以下の通りです。
警視庁の資料のリンクを貼らせていただきます
前半で後からはっつけると言ったのは
知って、守んなきゃいけないルールがこれだけではないからです。
何度でも言いますが
知らないことは恥ずかしいことではありません。
むしろそれはただの伸び代です。
詳しい事を知りたい場合は
先ほどのリンクへ飛んでみてください。
そして関連する資料も読んでみてください。
さて、ここまででどうでしょう。
この乗り物が本当にノーライセンスで
乗ってもいいと言えるでしょうか?
現状、私の答えは「NO」です。
免許なしで乗ってもいい
というのは「ある前提をクリア」しておく必要があります。
…ま、何となくお察しいただいてるかも知れませんね。
「ルールの周知徹底がされている」前提の世界なら全然問題なし
結局はこれです。そりゃそうっすよ。
道路交通法とか、標識の意味とか
運転免許の教習所で習うような専門的な知識を
それまで教わらなかった丸腰のローティーンに
与えていいワケがないんです。
なので、私が思う「前提」は
道路交通法に関して学んでいる事、だと考えています。
今んとこ特定小型原付にいいイメージがないのは逆にチャンスだと思います
今の時代は幸いにも「知りたい情報」は誰でも簡単に調べることができます。
単純にいえば、全員知ってりゃなんてことはないんです。
だから特定小型原付に乗りたければちゃんと勉強しときな、と思います。
決して「乗るな」とは言いません。し思いません。
ちゃんと知って、交通安全を守ってりゃ誰も文句は言いませんし
悪評も流れたりしません。
たくさんの制限がある中で
その決まりを守って乗り物を運転できるって事は
最高にクールなんだぜ!
と応援したい気持ちの方が強いです。
俺を含めた大人の連中も特定小型原付というものが
どういうものかをちゃんと知っておけば
言える事や考え方そのものが変わってくるはずだし
俺たち大人が見本になれる事だってあるはずです。
理解度が足りねぇんだよ俺たちの。
本当の意味で「浸透する」ってのは
そういう事なんじゃないでしょうかね。
究極理想論を言うと義務教育期間に
特定小型原付をはじめとした道路交通法に関する授業して
テストに合格した人にライセンスを発行すればいいような気がします。
仮に将来的にそうなったとしたら
結果的に免許なしで乗れるというアピールポイントが役に立たなくなりますが
こんな複雑なしがらみだらけのものをライセンスフリーで与えるより
将来的に車の免許を取る取らないにせよ
歩行者と軽車両の関係性を勉強しておいた方が
後々よっぽど役に立つと思います。
もう一度言いますが
知らないことは決して恥ずかしいことではありません。
知らないと言うことは伸び代であります。
よくわかんないまんま実戦に来るんじゃないよって事を
理解しておいてください。
マジで事故ってから泣いても後悔しても反省しても遅いですよ。
そもそも起こさなければいい、起こさないように
気を付けれるための知識を持てばいいってことですから。
おわりに
ここまで読んでくれてありがとうございました。
今回これを書こうと思ったきっかけがありまして。
新生活が始まる季節だな〜なんて思いつつ
街をバイクでうろうろしてる時にたまたま目についた
ポートに停めてあった電動キックボードの
ナンバープレートがべっこべこになっていたのを目撃して
何ともいたたまれない気持ちを覚えましてね。
俺は良い発明品だなーって思ってたんだけど
君がそんな風になっちまうほど雑に扱われてるのかい?
と。
なんだかそこに停まってた乗り物が
気の毒に思えたんですよね。
と、同時に
よく考えたら俺もこいつのこと
そんなよう知らんな、と。
自分自身も特定小型原付に関して
気にするきっかけになればいいなと
そう思ったので書いてみました。
言ってみりゃ私が見たあのキックボードに対する
罪滅ぼしみたいな気持ちですね。
今頃綺麗にリペアされてりゃいいんですが。
というわけで今回はこの辺で。
お疲れ様でした。
コメント